医療費控除とは、一定額以上の医療費を年間で支払った場合に、納めた税金の一部が戻ってくるというものです。では、そもそも医療費控除とは何でしょうか?また、いつどのように手続きをすれば良いのでしょうか?これから解説していきます。ぜひ参考してください。

医療費控除とは?

1年間(11日~1231日)に、生計を同じにする家族が支払った医療費を合計し、一定の金額を超えた場合に、所得控除(減税)を受けることができる制度です。

家族全員の医療費を合わせて、年間10万円以上(年収300万円以下の世帯は所得の5%以上)となる場合は、確定申告をすることで、所得税や住民税がお得になって戻ってくることです。

 

医療費控除の対象となる医療費

医療費控除の対象になるもの


・病院、歯科の治療費、薬代
・薬局で買った市販の風邪薬
・入院の部屋代、食事の費用
・妊娠中の定期健診、検査費用
・出産の入院費

医療費控除の対象にならないもの


・人間ドック等の健康診断費用(病気が発見されない場合)
・自分の都合で利用する差額ベッド代
・健康増進のビタミン剤や漢方薬
・病院までマイカーで行った時のガソリン代や駐車料金
・里帰り出産のために乗った飛行機代
・美容整形
・病院までの交通費
・子どもの歯科矯正
・在宅で介護保険をつかった時の介護費用

 

詳しくはこちら≫医療費控除の対象となる医療費

 

医療費控除額の計算方法

計算式

医療費控除額 (1年間の医療費の合計額)(保険金などの補てん金額)10万円*

*10万円を超えるところからが控除額となります。医療費が10万円以下のときは適用を受けられません。

 

医療費控除の対象になる金額は、支払った医療費から保険金などで補填された額と10万円を引いた額となり、上限が200万円となります。ただし、総所得が200万円以下の人の場合には、10万円の代わりに総所得の5%を引いた額となります。

保険金で補填される額として差し引くのは、生命保険の入院給付金のほか、健康保険で支払われる高額療養費や出産育児一時金などが含まれます。

引用元:国税庁

インターネットで計算

自分で計算が面倒と思ったりする方もいるでしょうか。そんな場合に、インターネットで簡単な計算をおすすめです!

詳しくはこちらインターネットで計算

 

医療費控除の申請に必要な書類

医療費控除の申請にあたって明細書を簡単に作るために、以下のような準備しておくことが大切です。

  • 医療費控除の申請

定申告書とともに配布されているものか、国税庁のホームページからダウンロードして印刷すると、手書きで記入できます。ホームページの確定申告書作成コーナーでは、直接入力して集計を行うことが可能です。

  • 医療費の領収書を保管


家族全員分の医療費の領収書を一元管理しておきましょう。

  • 家族全員分の医療費の明細表を作る


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章の来古家のように、EXCELなどで家族の医療費の明細表をその都度記入しながら作っておくと、確定申告の申請が楽になります。EXCELでなくても手書きの表でもかまいません。

まとめ


医療費控除について説明しましたが、1年間の医療費が10万円を超えたら、とにかく一度、確定申告をしてみてください。

確定申告と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、医療費控除の申請は、実は一度やってみると、意外と簡単にできることに驚くと思います。

特に今は、医療費控除なら、スマートフォンからも申告できるようになりました。

国税庁のホームページでの申請方法も、ずいぶんと分かりやすくなったので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

 

 

 

 

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